マイクロソフトのHoloLens -その2 ビルドするまで-
長い長いインストールが終わったら、お楽しみの動作テスト。
だけど、これで動かなかったら悲しいよね・・・
なにがなんでも動かせるようにしようか。
とりあえず、インストールしたHoloLens用のUnity起動して、適当なプロジェクトつくろう。
ちなみに前の記事で
HoloLens専用Unityとしてインストールした方がよさそう。
マイクロソフトのHoloLens -その1 開発環境つくる- - ブログ名どんなのにしようか
と書いたけど、インストールしたUnityのショートカットにも Unity HoloLens 5.4.0f3 - HTP って書いてあるってことはそういうことなのかも。
んで、今回は単純に実行できたかどうかだけ見たいんで、ユニティちゃそにモデルになってもらおうではないか。
あ、でも長くなりそうだから今回はビルドするまでで、実行するのは次の記事からお願い。
ということで、AssetStoreからユニティちゃそをダウンロードして適当に配置してくだしあ。
んでもってここからが本題。
HoloLens用にビルドするにはいくつか設定しなければいけないことがあるそうだ。
ざっと説明すると
・Main Cameraの初期設定
・Build SettingでWindows Store書き出し
・Pleyer Settingでいろいろ設定
・Quality Settingでちょっと設定
・Projectフォルダ直下にAppフォルダを作成してビルド
・Visual Stadioを起動して実行
こんな感じ。
では、細かく刻んで説明。
Main Cameraの初期設定
なんでかは知らない部分もあるけど、MainCameraの数値は決まってるみたいなんで、インスペクター上で設定していく。設定する箇所は以下の通り。
・TransformのPositionを原点へ
・CameraのClear FlagをSolid Colorへ
・Backgroundを真っ黒(RGBA 0,0,0,0)へ
・Clipping Planesを0.3から0.85へ
Build SettingでWindows Store書き出し
HoloLensは「Windows10扱いだけど、できることはWindows Phone」みたいな感じで、基本的にWindows StoreからAppをダウンロードして使うようになってる。
なんで、UnityでもWinStore形式でかきだしてやりましょーか。
ただ、単にWindows Store形式で書き出せばいけるというわけではない模様。設定は以下の通り。
あと、まだBuildボタンは押すな。絶対だぞ。
・ SDKをUniversal10へ
・UWP Build TypeをD3Dへ
・Unity C# Projectにチェック
Pleyer Settingでいろいろ設定
一応、HoloLensもVRというか、そういう系らしいのでそういう系の設定しましょうね。ここで「項目ないし、設定できねぇじゃねぇか!」ってなったら、もう一度、今開いているUnityのバージョンを確認して、前の記事を見直してインストールしなおせ!お兄さんとの約束だ。
設定はPlayer Settingを開いて以下の通り。
・Other Settingsを開いてVirtual Reality Supportedにチェック
・Windows Holographicを追加
また、適宜、作成するAppで使用を許可する項目を選択できる。
・publishing Settingを開いてCapabilitiesの使用する項目にチェック
Quality Settingでちょっと設定
HoloLensは据え置きPCのようなハイスペックな描画は出来ないので、Qualityをおとそうね~。設定はQuality Settingを開いて以下の通り。
・defaultをクリックしてFastestに設定
Projectフォルダ直下にAppフォルダを作成してビルド
やっとビルドだよ。今回作成したUnityのProjectフォルダ直下にAppっていうフォルダ作ってBuild Settingからビルドしてね。書き出しに時間かかるけど、慌てない慌てない。
さて、これでいったん完成。
実行は次の記事で書く。